美容院のメニューの中で、施術前と後で特に大きな変化があるのはパーマ(ストレートパーマも)ではないでしょうか。
カットだけでは出せない髪の動きやボリュームが出せるようになるということは、とても大きな意味があると思います。それだけで朝のスタイリングが楽になったり、悩んでいたことを解消してくれたりと、どんな人にでも強い味方になってくれるものです!
スポンサーリンク
ところが反対に、パーマをかけるデメリットを気にされる方がおられるのも事実です。
パーマをかける時のデメリット
髪が痛むのではないか。
似合わないのではないか。
上手くスタイリングが出来ないのではないか。
などなど美容院へ来られるお客様の声をお聞きします。
今回はそんなお客様の疑問の中から、なぜお客様がパーマを失敗されたと感じてしまったのか?ということを、髪のダメージというところに焦点を当ててお伝えしようと思います。これがパーマの失敗を防ぐ方法ですよ。
まずは、パーマの失敗を防ぐ為に重要なお客様の髪の状態の確認です。
パーマの失敗を防ぐ方法1髪の毛の状態は
ヘアカラーなどを繰り返した髪の毛は、根元、中間、毛先などの場所によってダメージの具合が全く違っています。根元付近は生えてきたばかりの髪の毛ということもあって健康な状態です!
しかし中間から毛先にかけて、どんどんと髪の表面にあるキューティクルが剥がれていき、ダメージが酷いと毛先にキューティクルがほとんど無くなります。。美容師は、この状態をしっかりと見極めて薬剤選びをする必要があります。
普段の生活の中(紫外線、エアコン、摩擦、使うシャンプーなど)だけでも毛先から徐々に痛んだりするのですが、ホームカラーなどをされたりすると、塗りムラがあったりして、ダメージの仕方がより変わってきます。
そんな髪のダメージの状態が違うところに1つの薬剤をかけることで、パーマのかかり方にも差ができてしまい、失敗と言われるのです。
そういったことを踏まえて僕達美容師は普段からお客様に、髪のメンテナンスに必要なアドバイスをさせてもらっていますが、その積み重ねがこれから先ヘアカラーやパーマをする際の仕上がりに大きな差になるのです!
美容師側が次に注意するポイントは、薬剤の塗布とトリートメント処理です。
パーマの失敗を防ぐ方法2 薬剤の塗布とトリートメント処理
ここでもパーマの薬剤の、塗りムラがあると仕上がりに当たりムラが出来てしまい、これもダメージにつながります!お客様にはしっかり薬剤をつけすぎると痛むじゃないの?と思われがちですが、塗布量よりも塗布後の放置時間が大切です!適正な時間を置いて、素早く流しさえすれば問題はありません。
そして、パーマの薬剤をつけた髪がアルカリ性に傾いてしまうことも要注意ポイントです。
パーマの失敗を防ぐ方法3 アルカリ性
髪の毛もお肌と一緒で、もともとは弱酸性の性質です。その状態が正反対のアルカリ性に傾いたまま放置することだけを避けて、パーマの施術工程中にキチンと弱酸性に戻すトリートメント処理をしてあげることがダメージ防止の大きな役割となります!
最近では酸性の性質を持った、髪に優しいパーマの薬剤もありますし、ご安心ください♪
今回ご紹介したパーマの失敗を防ぐ方法はあくまでほんの一部ですがお客様と美容師が普段からキチンと髪を大切に扱うことで、パーマの失敗がなくなるはずです!ヘアスタイルを安心して楽しんでもらえるように、これからもお客様の為の施術とアドバイスをしていきたいと思います!
以上、(パーマの失敗を防ぐ方法!美容師が紹介)でした。
スポンサーリンク