こんにちは。美容室4cm横川店の斉川教授です。
カラーリングについて、ファッションカラーとグレイカラーと2種類ありますが、今回はグレイカラーについてお話したいと思います。
グレイカラーとは、簡単に言うと「白髪染め」です。
「白髪染め」というとデリカシーのない言い方になりますが、今回は分かりやすく説明するために、白髪染めという言い方でご説明しますので、ご了承ください。
その白髪染めですが、ヘアカラーでそめればいいのか?ヘアマニキュアで染めればいいのか?どっちがいいのか一般の方々には判断しにくいようです。
今回はよく知られていないヘアマニキュアのメリット、デメリットについてお話しします。
スポンサーリンク
ヘアマニキュアのメリットとデメリット
まず、ヘアマニキュアは、酸性カラーとも呼び、白髪が染まるしくみはイオン結合、つまり学生時代に理科で習った、プラスイオンとマイナスイオンがくっつくという仕組みを利用しています。
このイオン結合が髪の表面で行われるため、髪の表面をコーティングするように染めます。ですから、髪の毛に与えるダメージがほとんどありません。
逆に、ヘアカラーはアルカリ剤でキューティクルをこじ開け、メラニン色素を破壊して髪の内部で発色するためダメージは伴います。
そして、酸性カラーは、髪が弱酸性から酸性に傾くため、昔はゴワついた感じがありましたが、最近の薬剤は改良され、手触りもよく、ツヤ感が出るようになりました。
また、表面をコーティングするように染まるため、髪が太くなりハリコシが出ます。
しかし、表面に吸着するということは、ヘアカラーに比べ退色しやすいということ。
ただ、お店で染めていて、1カ月後に根元のリタッチに染めに来られたお客様で前回染めたところが、白くなっている人は見たことがありません。
ヘアカラーより退色しやすいというだけで、すべて色が落ちるということはほぼないでしょう。
また、ヘアマニキュアは地肌に薬剤を付けずに染めるため、ヘアカラーでかぶれたり、しみたりする人には安心です。乾燥肌や敏感肌の人でも頭皮に負担をかけずに白髪染めをすることができます。
ちなみに、地肌につけない上にイオン結合なので、全ての髪の生え際を1ミリも残さず染めるには限界はありますので、全てきっちり染めたい方はヘアカラー剤の方が良いでしょう。
あと、大事なのが、表面に吸着するので白髪や色素の薄いところには効果的ですが、黒い髪に対しては、黒髪の上にさらに色が乗るので、黒いです。
ヘアマニキュアは明るさをコントロールできずらいということです。明るく白髪染めしたい方はヘアカラーで、黒髪を脱色しながら染めなければなりません。
もちろん、ヘアマニキュアにも明るさの種類はあるので、真っ白な髪の毛の人は色のコントロールはできますが、人によって白髪と黒髪の割合が違うため、黒髪の割合が多ければ多いほど、暗くしかなりません。
以上、まとめると、ヘアマニキュアのメリットは、
ヘアマニキュアのメリットのまとめ
⚪︎ダメージがほとんどない
⚪︎ツヤや、ハリコシが出る
⚪︎地肌に負担がなく安全
ヘアマニキュアのデメリットのまとめ
⚪︎退色が早い
⚪︎根元ギリギリから染まりずらい
⚪︎明るさをコントロールできない
白髪染めヘアカラーのメリットとデメリットはこれの逆ですね。
人によって大事にするところが違うので、ご自身がどこを大事してるのか考えて選択してくださいね。よくわからない方は信頼できる美容師さんにお聞きください。詳しく教えていただけると思いますよ。
以上、美容室4cm横川店の斉川教授が紹介した、(白髪染めを使用するときに使うヘアマニキュアのメリットとデメリット)でした。
スポンサーリンク