こんにちは。今回は、パーマについてお話したいと思います。
よくお客さまで、カットなしでパーマだけかけたいという方がいらしゃいます。
理由はそれぞれあると思いますが、そういう方の多くは髪を伸ばしている途中段階で、
髪型を変えて気分をを変えるために「パーマでもかけようかな?」と思うようですね。
ですから、1ミリも髪を切りたくはないと思うのは理解できます。
ただ、美容師側の意見は、パーマとカットを同時にすることをオススメします。
実は、パーマとカットを同時にした方がスタイルだけではなく、髪型の持ちも変わってくるのです。
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パーマとカット、同時にした方がいい理由とは?
1.パーマスタイルで1番大事なのはカットであるということ。
みなさんは、パーマで大事なのは巻き方だと思われるでしょう。でも、パーマというのはカットに対してのもの。
どういうカットスタイルに、どの大きさのロッドで、どのくらいの強さのカールをつけるかが重要です。
もっというならば、そのカットスタイルにどのくらいの毛束を作るように間引き(削ぎ、すくこと)をいれるかで、
細かいウェーブのパーマになるか、大きなカールの集合したパーマになるかコントロールします。
ですから、カットなしでパーマをかけた場合、スタイルとしてカッコよかったり、かわいくなることは少なく、
スタイルのクオリティとしては低いものになります。
ようは、ただ曲がっただけの髪型になるということです。
2.パーマは基本的にボリュームが出るものであるということ。
基本的にはパーマは毛が波うつように形を変えるわけですから、ストレートの毛がが真下にまっすぐ収まるのと逆にウェーブ同士が押し合ってボリュームになるのです。
なので、すでに軽くなっている毛先のみならば、気にならないかもしれませんが、
メンズやショートスタイルなどの髪型にパーマをかける場合には、カットでフォルムと量感をコントロールしておかないと、
ただただ頭の大きい人になってしまいます。
かといって、パーマはただボリュームを出すだけのものではなく、
ショートスタイルの場合は、骨格補整するという意味あいももっています。
トップが潰れやすい人は根元を立ち上げるように、ハチが張っていれば根元からかけないように巻いたりして、
出すところと出さないところをコントロールすることで、見え方、シルエットをバランスよく見せることができます。
ただし、カットのバランス自体が悪ければ、いくらパーマをかけても補整は難しいでしょう。
このように、パーマスタイルの良し悪しはほとんどベースであるカットが握っています。
極端なことをいえば、ロングヘアーの人がパーマのかかったアゴラインのボブスタイルの画像を持ってきて、
「パーマをかけて、これにしてください。」といっても、同じ髪型になるわけがないですよね(笑)
カットなしのパーマオーダーは、細かいところで、美容師側でそのようなことが起こっているのです。
ですから、みなさんより良いパーマスタイルになるために、そしてパーマを長持ちさせるために、
パーマをかける際は必ず同時にカットをしましょうね!
以上、(パーマとカットは同時にする方がオススメ!髪型が長持ちします。)でした。
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