近年は『グレージュ』『ミルクティカラー』『外国人カラー(バレイヤージュ)』といったヘアカラーが人気ですよね。
これらのヘアカラーは通常『ブリーチ』が必要なカラーです。
しかし、ブリーチは通常のカラーと比べても色落ちしやすかったり、黄ばみやオレンジみが出てきてしまったり…とちょっぴりケアが難しいですよね。
『どうせ染めたなら、長く色持ちさせたい!』『せめて1ヵ月はカラーを楽しみたい!』というのが本音ではないでしょうか?
そこで大切なのが『シャンプー』です!
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ブリーチのメカニズムをチェック!
まずは、ブリーチのメカニズムを知って、色落ちの根本を押さえていきましょう。
そもそもブリーチとは、髪の色素を構成する『メラニン色素』を脱色させることです。
薬剤としては、『1剤』『2剤』と呼ばれるものを使います。
薬剤 | 成分 | 効果 |
1剤 | アルカリ剤 | キューティクルをこじ開けて髪の内側に薬剤を浸透させる |
過硫酸塩 | 2剤の成分と合わさってメラニン色素の脱色を促す | |
2剤 | 過酸化水素 | 1剤の成分と合わさってメラニン色素を減少、退色させる |
1剤と2剤で脱色した後に、カラー剤を塗布することで、より明るく透明感のある髪色に仕上がるというワケです。
ブリーチはなぜ色落ちしやすい?
ブリーチの施術で使われる1剤・2剤は、髪に大きなダメージを与えます。
髪表面の『キューティクル』をはがし、髪のタンパク質『ケラチン』を分解してしまうのです!
キューティクルがはがれると、髪内部の水分や栄養、そして大切な『色素』が流れ出てしまいます。
一方、ケラチンが不足すると、髪にツヤ感が失われたり、髪が細くなったりします。
こうした『髪のダメージによる色素の流出』が、ブリーチカラーの色落ちを加速させてしまうのです!
ブリーチカラーの色落ちを防ぐ効果的なアイテムは『シャンプー』!
ブリーチカラーの色落ちを防ぐ中で一番大切なのはシャンプー!と言っても過言ではありません。
シャンプーは髪の毛に直接触れるもの。
それなら頭皮や髪に優しいものを使いたいですよね?
ボディソープに例えて考えてみてください。
もし、刺激の強い成分が入っていたり、自分の肌と合わないものを使っていると肌が荒れてしまいますよね?
シャンプーも同じです。
質のよいシャンプーを使えば、髪をケアしながら色落ちも防げます。
洗浄力が優しいアミノ酸系シャンプー
アミノ酸系シャンプーは、ほどよい洗浄力と保湿力が魅力です。
人の髪と相性のよい『アミノ酸』がベースになっているため、髪への刺激が少なく、必要な皮脂も残してくれます。
この『皮脂』が過剰に洗浄されてしまうと、フケやかゆみの原因になります。
アミノ酸系シャンプーの中には、保湿成分やオイルが入った商品も多いため、乾燥やパサつきが気になる人にもおすすめです。
自然由来の成分たっぷり!オーガニック&ボタニカルシャンプー
有機植物を使った『オーガニックシャンプー』と天然由来成分多めの『ボタニカルシャンプー』も外せません!
オーガニックシャンプーとボタニカルシャンプーは、自然の力で髪に栄養を与えてくれます。
- シリコンフリー
- 化学原料少なめ
- 人の体に優しい弱酸性
- ハーブや植物オイルをたっぷり配合
このようなメリットに加えて洗浄力もマイルド。
つまり、ブリーチカラーの色落ちの敵である『強い洗浄力』『ダメージ』『乾燥』から守ってくれるんです!
敏感肌の人やくせ毛さんにもおすすめですよ。
オーガニックシャンプーとボタニカルシャンプーの違いは?選び方やメリット・デメリットも解説
持続力が全然違う!カラーシャンプー
『ブリーチ後の鮮やかなカラーをずっと楽しみたい!』という人はカラーシャンプー一択!
カラーシャンプーとは、名前の通りシャンプーに色味を混ぜたものです。
シャンプーをするたびに髪に色が入り、髪色をキープしやすくなります。
『ムラサキシャンプー』『シルバーシャンプー』は、アッシュ系のカラーシャンプーの代表商品です。
ヘアカラーの系統によって、使うべきカラーシャンプーの色味は変わってきます。
ただ、注意していただきたいのが『ヘアカラーのように染まるわけでない』こと。
全体的なニュアンスを変えるだけで、新しく伸びてきた黒髪には色が浸透しません。
ブリーチした髪をきれいに見せるためには、定期的なリタッチカラーが必要になります。
ムラシャンとは?カラーシャンプーってなに?効果と使い方について
洗浄力の強いシャンプーはNG!
洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮が荒れたり、キューティクルが余計にはがれたりする可能性大!
ブリーチして間もないときに使ってしまったら一大事!
洗えば洗うほど色が落ちてしまう危険があります…。
美容師としてはおすすめできないシャンプーです!
特に、次のような『高級アルコール』と呼ばれる成分が入ったシャンプーは要注意!
- ラウレス硫酸Na
- ラウリス硫酸Na
こちらは歯磨き粉や食器用洗剤でも使われている、非常に洗浄力や刺激が強いシャンプーです。
残念ながら、市販の安いシャンプーにも配合されています…。
どうしても色落ちを防ぎたい場合は、美容室で販売しているシャンプーを選ぶのも一つの選択肢です。
美容師直伝!ヘアカラー色落ち防止&ダメージケアにおすすめのシャンプーと選び方
ブリーチカラーをしてから1週間の過ごし方
髪のケアを怠ったり、髪の状態がよくなかったりすると、ブリーチカラーは1週間で抜け落ちる可能性が!
ブリーチカラーをしてからの1週間は、色が落ちるか残るかの瀬戸際です。
染めてから1週間の過ごし方をチェックして、髪色を長持ちさせましょう!
1~3日目:シャンプーはなるべく控える・または低刺激のシャンプーを使いましょう!
ヘアカラーが定着するには48時間かかるといわれています。
つまり、1~3日間はできるだけ髪に刺激を与えず、しっかりケアすることが重要です。
染めてから1~3日目は、色素の流出を防ぐためにできるだけシャンプーは控える、または低刺激のアミノ酸系シャンプーを使いましょう。
特に染めた当日はシャンプーを使わずに、お湯とトリートメントだけで洗うことをおすすめします。
ぬるま湯(熱いお湯はキューティクルが開きすぎてしまう)で優しく洗うのがポイントです。
最後はトリートメントでしっかりと保湿して、髪から水分や色素が抜けないように『フタ』をしましょう。
お風呂上りはキューティクルが開きっぱなしになってしまうので、ドライヤーでしっかりと髪を乾かしてくださいね。
4~7日目:洗浄力の優しいシャンプーorカラーシャンプーを使う
髪が定着した4日目からはシャンプーを使ってしっかり洗ってOK!
ブリーチカラーを長持ちさせるためには、アミノ酸系シャンプー・オーガニック&ボタニカル系シャンプー・カラーシャンプーの中からお好きなものを選んで使ってください。
個人的には、アミノ酸系シャンプーやオーガニック&ボタニカル系シャンプーを使うというスタイルがおすすめです。
くせ毛におすすめのナプラのオーガニックシャンプーランキング!美容師が厳選!
ブリーチカラーの色落ちを防ぎたい人におすすめ!美容室のオーガニックシャンプー
『THE Organic Original Shampoo』は当店美容室4cmとナプラが共同開発したオーガニックシャンプーです。
手荒れがひどいスタッフのために、できるだけ刺激の弱いシャンプーを作りたい!
そんな想いから作られました。
その後何度も改良を重ね、肌に優しいだけではなく、髪の毛にも優しいシャンプーとして進化し多くの方から好評をいただいているシャンプーです!
特に注目していただきたいのが、次の5つの特徴です。
『髪のダメージによる色素の流出』を防ぐためにぴったりの成分がたくさん含まれています。
ツヤのあるきれいなヘアカラーを長持ちさせたい。という方やシャンプー選びに迷ったときは、ぜひ一度使ってみてくださいね。
ザ・オーガニック商品ページはこちら↓↓
THE Organic Original Shampoo& Treatment公式サイト
もっとブリーチカラーを長持ちさせたいならカラートリートメント!
ブリーチカラーを長持ちさせる最終兵器『カラートリートメント』!
カラートリートメントはその名前の通り、髪にカラーを入れながら保湿・補修する商品です。
カラーシャンプーよりも発色がよいのが特徴です。
特に、ブリーチした髪にはかなりハッキリと発色します。
【画像あり】市販品のヘアカラートリートメントの使い方! メリットとデメリットを知っておこう
まとめ
ブリーチは髪にダメージがかかりますが、その分きれいな髪色に仕上がります。
髪色に合わせてファッションやメイク、ネイルなども楽しめるので、おしゃれさんには欠かせないメニューです。
美容室4cmではお問い合わせフォームでご相談を受け付けております。
みなさんの御来店もお待ちしていますよー!
最後までご覧いただきありがとうございました!
以上『カラーシャンプーだけじゃない?ブリーチの色落ち防止するシャンプーの選び方』でした。
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